行政書士制度の歴史

行政書士制度は既に半世紀以上の歴史

私も行政書士制度の歴史については、試験に合格してから初めて知ったぐらいで、それまではまったく知りませんでした。私と同じような方、あるいは行政書士に興味のある方は読んでみてください。

弁議士、司法書士、行政書士は、明治5年に定められた司法職務定制の中で、すべて代書人という職業でしたが、明治6年代人規則が制定され、下記のようにそれぞれが分離独立していきました。

現在の弁護士となる代言人 明治13年 代言人規則
現在の司法書士となる司法代書人 大正 8年 司法代書人法
現在の行政書士となる一般代書人 大正 9年 代書人規則

この―般代書人が、現在の行政書士への第―歩と言えますが、戦後の昭和22年12月、地方分権制度の趣旨に基づいて内務省が廃止されたことに伴い、代書人規則も失効します。その後、昭和26年2月10日、議員立法により行政書士法が成立し、その年の3月1日より施行されました。この行政書士法の制定により、行政書士が制度として確立することになり、既に半世紀以上の歴史が経過しています。行政書士法の制定以来、行政書士会、日本行政書士会連合会の設置、行政書士の登録等に関する条文の改定が幾多も行われ、現在に至っています。

行政書士制度50周年記念式典(平成13年)

平成13年2月22日には、天皇皇后両陛下のご臨席、三権の長が出席され、行政書士制度50周年記念式典が厳粛に挙行されました。